見守りについて

1.なぜ、見守りが必要になってくるのでしょうか。

 
・最近、記憶することが以前よりできなくなった。
・あの方の名前が出てこない。
・あれを買うのを忘れた。
・あれっ、同じ物を買ってしまった。
・必要でないのに買ってしまった。
・二つ以上のことが起こると戸惑う。
など 

 こんなことが多くなってきたなあ~と気づいても『歳だから』と流すことがよくあります。
 歳を重ねるごとに、判断する力は弱まってきていると思います。

 加齢により判断能力が徐々に低下してくるため、生活面で支障が出てきます。その前兆となる低下を、定期的な見守りによって把握できますと、注意喚起がしやすくなるのではないでしょうか。

2.大館市の人口やその構成について(65歳以上)

2022年7月1日時点のデータですが掲げてみます。

(1表)このグラフは大館市全人口68,666人中、65歳以上と65歳未満の方々の割合を示したものです。65歳以上の人口は27,209人となっています。
(2表)このグラフは大館市全世帯31,607世帯中、65歳以上と65歳未満の方々の割合を示したものです。65歳以上の方々の世帯数9,139世帯となっています。
(3表)このグラフは大館市の65歳以上の方々の世帯構成を示したものです。65歳以上の方々の世帯数9,139世帯中、65歳以上の方々が2人以上の世帯が4,746世帯、65歳以上で1人暮らし世帯が4,393世帯となっています。

 65歳以上の人口は、約4割(1表)。世帯数で見ると約3割が65歳以上の世帯(2表)。そして、その世帯の中で1人暮らしをされているのが約半数(3表)となっています。もし100軒を訪問した場合、約30軒は65歳以上の方々であり、その約半数の15軒が、65歳以上の1人暮らしと想定されます。私は現在60歳ですので、もうすぐ(3表)の中に含まれますね。

3.見守りサポートについて

 上記のグラフのように、超高齢化社会、高齢のご夫婦のみの世帯やお一人様の世帯が多いということをご認識できると思います。全国でも同様に増加しています。

 では、全国で、認知症の方々とその予備群の方々はどのくらいいるのでしょうか。

 『我が国の認知症の人の数は、2012年(平成24年)時点で約462万人65歳以上高齢者の約7人に1人と推計されており、正常と認知症との中間の状態の軽度認知障害(省略)と推計される約400万人と合わせると、65歳以上高齢者の約4人に1人が認知症の人又はその予備群といわれている。』途中()内を省略しています。
 この文は『認知症高齢者等への地域支援に関する実態調査-早期対応を中心として-』、令和2年5月に総務省行政評価局の結果報告書として示されたものです。

(1)サポートの目的は

 ・ご本人で判断できる。
 ・ご本人の能力を最大限に使う。
 ・誰もがご家族や地域で普通に生活する。
 この3つのことが、もし、できなくなった時、つまり、健康で問題なく生活されたいる方々をお見守りし、変化があった場合に次のステップへの橋渡しができるようにすることです。

(2)サポートの効果は

 健康な時に
・ご本人の性格やお人柄など
・これからどのように過ごしていかれるか
・ご家族や地域の方々への意思など
 ご本人らしい生活をしていただけるよう、各関係部署へ、ご希望をお伝えすることができます。

(3)見守りサポートについて(基本業務)

・月1回の対面(1時間以内)を実施します。
・毎日、電話連絡をいただきます(短時間の対応ですがチェックします)。
・報告は対面後にまとめ、郵送いたします。

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